今回は、小学校低学年のうちにチェックしておきたい歯並びや噛み合わせのポイントについてご紹介します。
そろそろ、お子さまの通われる学校でも学校歯科検診が行われる時期ではないでしょうか。学校から返却された健診結果には、むし歯や歯肉炎のことだけでなく歯並びについても言及されているかもしれません。
小学校低学年にあたる6歳から9歳ごろは、最初の永久歯である第一大臼歯(6歳臼歯)が生えてくるなど乳歯から永久歯に生え変わる大事な時期ともいえます。お口の中の環境が大きく変化する時期でもあるため、歯並びや噛み合わせでどのようなことに気をつけるべきか知っておくとよいでしょう。
日本臨床矯正歯科医会によると、小学校低学年のうちにチェックしておきたい歯並びや噛み合わせのポイントは次の通りです。
✓乳歯の奥に生えてくる6歳臼歯(第一大臼歯)が正常に生えてきたかどうか
✓上の2本の前歯の間にいつまでも隙間が残っていないか
✓乳歯の前歯がいつまでも抜けずに残っていないか
✓側切歯(中央から2番目の永久歯)の生えてくる場所がなく、歯列からはみ出すように生えていないか
✓前歯の咬み合わせが上下で反対(受け口)になっていないか
✓上の前歯と下の前歯の間に下の唇が入り込んでしまうような前後差はないか
✓奥歯を咬み合わせたとき、上下の前歯の間に大きく隙間は空いていないか(生える途中の歯をのぞく)
これらのチェックポイントのうち、もし心配な点があるようでしたら、矯正歯科の専門医に相談するようにしましょう。
当院ではお子さまの歯列矯正のご相談も承っております。WEBからのご予約は24時間可能ですので、お気軽にお問い合わせください。