今回は、子どものむし歯がなぜ進行が早いのかについてご紹介します。
お子さまの大切な歯は、むし歯から守りたいですよね。しかし、子どものむし歯は永久歯(大人の歯)に比べて進行が早いためあっという間に進んでしまうケースも多くみられます。
●子どもの歯と大人の歯の違い
乳歯(子供の歯)は永久歯に比べてエナメル質が薄いという特徴があります。そのため、一度エナメル質が溶け始めるとすぐに象牙質(エナメル質の内側の組織)に達してしまい、歯に穴があいたようになってしまうのです。
●おやつにも要注意
一日に何回もおやつを食べたり、だらだらと時間をかけて食べていると、お口の中がエナメル質が溶け出しやすい酸性の状態が長く続いてしまいます。そうすると、溶け出したエナメル質を補修する作用(再石灰化)が追い付かなくなり、むし歯が進行してしまいます。また、甘いおやつをたくさん食べることにも注意が必要です。砂糖などに含まれる糖質はむし歯原因菌の餌になるので、むし歯原因菌の活動がより活発になってしまいます。
●正しく丁寧な歯磨きでむし歯を予防しましょう
毎日の歯磨きは、むし歯を予防するためにとても大切です。丁寧に磨くことは勿論、12歳ごろまでは保護者の方の仕上げ磨きも毎日欠かさず行うようにしましょう。毎日お子さまのお口の中をチェックすることで小さな異変にも気が付くことができ、万一むし歯になってしまったとしても早期に治療ができる可能性が高くなります。
当院ではお子さまのフッ素塗布や定期検診も承っております。
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